2月12日、東京・大田区総合体育館にて開催された「KNOCK OUT FIRST IMPACT」。那須川天心は、「最強の敵」との呼び声が高かったスアキムに3-0の判定で勝利した。那須川は、翌日の一夜明け会見で「試合が終わって楽しかった、というかホッとしたのが一番。煽りでは楽しみと言いましたが、怖い方が多かった」と本音を明かし、激闘を振り返った。
日本では「未知なる強豪」というイメージだったスアキムだが、紛れもなく最強の対戦相手だった。21歳という若さもさることながら、実際の階級は2階級上のスーパーバンタム級の選手。身長162センチの那須川に対して、172センチのスアキムは10センチの身長差、当然ながらリーチの差なども予想された。