いよいよ2月17日、羽生善治竜王(47)と藤井聡太五段(15)の公式戦初対局となる第11回朝日杯将棋オープン戦準決勝が行われる。対局開始は午前10時30分。観戦する上での見所をひとつだけお伝えおきたい。「羽生竜王が四間飛車を採用するかどうか」この一点に尽きる。
 初心者の方のために、出来るだけ分かりやすくなるように説明すると、羽生竜王が先手になった場合(朝日杯は先手・後手を対局前の振り駒で決める)、将棋盤に9つある縦のラインのうち、向かって左から4番目の位置に序盤から飛車を設置するかどうか。後手になった場合は、9つある縦ラインのうち、先手から見て右から4番目のラインに飛車を設置するかどうか、というのが最大の注目点になる。