将棋の羽生善治竜王(47)が、第11回朝日杯将棋オープン戦の準決勝で対局した中学生棋士・藤井聡太五段(15)について「(将棋の)形の認識度が高い」と高く評価した。
羽生竜王は藤井五段で公式戦初対局。119手で敗れると、その藤井五段は決勝でも広瀬章人八段(31)に勝利。史上初の中学生棋士による一般棋戦の優勝、さらに六段昇段を果たした。会見で藤井“新六段”の特徴について聞かれると「1つは形の認識度の高さというのは、指していて感じています。将棋は読んで、先を予想して、手を選ぶというプロセス」と説明した。
32歳下の若手棋士に敗れたことについては「若い世代の人たちが台頭してきているのが特徴です。同じやり方がこれから先も通用するとは思っていない。新しい時代の将棋の感覚も取り入れないといけないなと痛感しました」と、第一人者にしてさらなる努力を誓っていた。
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