「機密費というのは、公開できないから機密費なんです」(2001年の党首討論での、小泉純一郎総理の発言)。
「具体の執行状況についてですので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います」(2011年、枝野官房長官)
「内閣官房報償費」、いわゆる"機密費"。官房長官の裁量で自由に使える予算のことで、1940年代に導入された。その額は毎年14億円あまりに上り、このうち2億円は内閣情報調査室に充てられている。その性質ゆえ、歴代内閣は関連文書の公開を拒んできたが、使い道のチェックができないために、目的外流用がされているのではないかとの指摘もあった。