トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ 2018」WHITE DIVISION 9・10回戦が2月22日に放送され、鈴木たろう(協会)と和久津晶(連盟)がトップを取り、たろうは総合1位、和久津は総合8位から6位に順位を上げた。
WHITE 9回戦の対局者は鈴木たろう、勝又健志(連盟)、猿川真寿(連盟)、鈴木達也(協会)。たろうは東1局1本場、リーチ・チートイツ・ドラ4で1万2000点(+300点)をアガって波に乗ると、東3局と南1局でも加点。オーラスでは猿川に跳満を放銃したものの2勝目を挙げた。「いつも攻めているんで、アガることもそれなりにあるし、放銃は付き物かなと」としながらも、オーラスは正直ヒヤッとしたと振り返った。このトップで52.5ポイントを上積みし、総合ランキングトップに躍り出た。
10回戦の対局者は、和久津晶、平賀聡彦(最高位戦)、石橋伸洋(最高位戦)、佐々木寿人(連盟)。対局前「常に背水の陣」と語っていた和久津は、東1局2本場で満貫をアガってトップ目に立つと、東3局1本場でも加点。南4局で一時は平賀にまくられるものの、南4局一本場で平賀が佐々木に放銃したことで、和久津にRTD初トップが転がり込んだ。「トップを取ったというより、トップが降りてきた」と白い歯を見せながらも、卓上における“声読みデータ”がまだ収集中であることを明かした。対局相手の声の出し方で、リーチや鳴きが本手か否かを読んで、押し引きの判断材料としている和久津。そこを見極め、自身の手牌ではなく声読みをベースに戦っていく。【福山純生(雀聖アワー)】
【WHITE DIVISION 9・10回戦終了時点での順位】
1位 鈴木たろう(協会)+68.5
2位 平賀聡彦(最高位戦)+62.8
3位 石橋伸洋(最高位戦)+43.6
4位 佐々木寿人(連盟)+38.2
5位 勝又健志(連盟)+8.8
6位 和久津晶(連盟)▲42.7
7位 鈴木達也(協会)▲84.4
8位 猿川真寿(連盟)▲94.8
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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