2月24日に放送されたAbemaTVの『芸能義塾大学』のテーマは「ハゲ芸人の正しいイジり方講座」。トレンディエンジェル(たかし、斎藤司)のハゲ芸人コンビが講師となり、大和田南那、日比美思、都丸紗也華、山地まり、菊地亜美にその技を4つ伝えた。

1つ目は「どんな些細なことでも褒めるとハゲ芸人との距離感が一気に縮まる」だ。斎藤はハゲていることについてこう語る。
「我々は普段からハゲているから、コンプレックスはあります。明るくしてはいますが、家ではとんでもなく暗かったりする。スポーツ新聞かなんかで、AV女優がインタビューに答えている記事がありました。好きなタイプとして『ハゲたおっさん』とあり、嬉しかったです。オレもハゲてるから、いけるかも、と思う。言うだけでいいんです。それはプラスにしかならないので、思ってなくても言ってもらいたい。
NGワードは『イケメン好き』とか。あぁ、自分たちは違うんだ、と思ってしまうんですが、これは男全般に言えることです。この前、羽生結弦くんが金メダルを取りましたね。あの日、日本で一番かっこいいのが彼です。男はあの日、どんなアクション起こしても無理です。男たちはどこかしら他人に対してコンプレックスを抱いています。この人いいな、と思わせるには嘘でもそういうこといわなくてはいけない」
普段からハゲが好きだと公言していた女性芸能人が、フサフサの男性との熱愛報道が出たらそれは「やっぱりだよ」とはなるが、それはそれでいいのだとか。

2つ目は「ハゲ芸人にツッコむ時は今っぽいツッコミをすべし!!」。ハゲを表現するのに昔は「バーコード」や「すだれ」と言っていた。今っぽいものが何かを聞かれたところ、日比は「楽譜(五線譜)!」と回答。予想外の回答に斎藤も「それはいいね。思い浮かばなかった」と感心していたが、今は「QRコード」が正しいという。LINE交換の時に頭を見せて笑いを取れるのだとか。
あと、ハゲといえば「光ってる」「まぶしい」が定番だが、今は「LEDじゃねぇか!」がいいようだ。髪の毛が落ちたら「ビットコインか!」みたいに言う。これはビットコインが暴落したことを受けてのものだが、「とにかく新しいのを入れて、頭に結び付けていくのが重要」(斎藤)とのことだ。
さらには「丸いものをハゲ芸人に結びつけると笑いを取る大チャンス!」という法則も教えられた。ボールがあったら「斎藤さん?」とやったりするのである。これだな、と思ったのはいってよく、連想ゲーム的になんでもいいそうだ。

ここで共演者とシミュレーションをしたが、評価が高かったのが山地まり。神社に行ったという設定で「みんな斎藤さんのこと投げてる!」と言ったところ、斎藤が「5円玉じゃないよ!」と切り返し爆笑を獲得していた。
最後の法則は「定番ツッコミ“ハゲとるやないか”を言うのは細心の注意を払え!」だ。「ハゲてますか?」と聞いた後に靴紐がほどけていることなどを指摘し、下を向かせて頭がよく見える状態になったところで「ハゲとるやないか!」のツッコミを入れる必要がある。何段階かを経てようやく「ハゲとるやないか」は言えるのだ。
ほかにも斎藤は「儲けはありますか?」と聞けば「もう、毛がないよ!」と切り返せる、といった技も伝えられた。だが、数々のバラエティに出演してきた菊地亜美をもってしても「やっぱ(ハゲネタについては)言えない! よく言えるね、みんな」とほかの出演者が斎藤へのハゲツッコミを入れる姿に驚いていた。
(C)AbemaTV
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