トッププロが集う麻雀リーグ「2018RTDリーグ」BLACK DIVISION 9・10回戦が3月5日に放送され、内川幸太郎(連盟)が待望の初トップを挙げ60.5ポイントを加算、瀬戸熊直樹(連盟)は2連勝を決め、7位から5位へ総合順位を上げた。
BLACK 9回戦の対局者は内川幸太郎、多井隆晴(RMU)、小林剛(麻将連合)、白鳥翔(連盟)。内川は「アガリ回数が少ないので、本手がきちんとアガれないと勝てるケースは少ない」と開幕から4戦オール4着、総合8位と苦しんでいた。東2局で満貫をアガって波に乗った内川は、南1局の親番でツモ・タンヤオ・ピンフ・イーペーコー・ドラ、1万2000点をアガリ、待望の白星を挙げた。「呪われているんじゃないかと思いながらやってたんですけど、なんとか大きい手を2回アガれて、無事にトップが取れた」とホッとしながらも、これを機に流れを変えていくと前を見据えた。
10回戦の対局者は瀬戸熊直樹、萩原聖人、村上淳(最高位戦)、松本吉弘(協会)。前対局で初トップを収めていた瀬戸熊は「2017シーズンはトップの後にラスという展開が多かったので、そこだけは注意して、悪くても2着か3着でしっかり戦って終わらせる」と決意を秘めていた。瀬戸熊は東2局1本場の親番で、リーチ・イーペーコー・ドラ1で7700点(+300点、供託1000点)をアガった後も終始攻めの姿勢を崩さず、さらに満貫を2度アガり、2連勝を収めた。「今日は冴えていて全体的に場が見えていた。松本さんのリーチに対してもチートイツと読み切っていた」と自分を信じ抜いて戦い、満足のいく内容と結果を得た。これでポイントは▲6.0、プラス域はもうすぐだ。【福山純生(雀聖アワー)】
【BLACK DIVISION 9・10回戦終了時点での順位】
1位 小林剛(麻将連合)+129.0
2位 多井隆晴(RMU)+52.5
3位 白鳥翔(連盟)+32.0
4位 萩原聖人+4.8
5位 瀬戸熊直樹(連盟)▲6.0
6位 松本吉弘(協会)▲24.3
7位 村上淳(最高位戦)▲47.3
8位 内川幸太郎(連盟)▲140.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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