元大関の把瑠都が、現役時代に出世に髪の成長が追いつかず、付け毛をして大銀杏を結ったことがあることを明かした。
 把瑠都は3月12日に、AbemaTVの相撲中継に解説として出演。まだ若手で大銀杏が結えない力士たちを見た際、「私も幕内に上がるまで髷(まげ)が結えなかったんですよ。2場所ぐらい相撲を取っても、まだ結えなくて。協会からなんとかせいって言われてね」とエピソードを披露した。
 把瑠都といえば序ノ口、序二段と2場所連続で優勝すると、その後も活躍し続け初土俵からわずか8場所で新十両昇進を果たす「スピード出世」で有名。幕内にも所要12場所で入幕を果たした。この出世に髪の成長が追いつかなかったため「付け髪だったんですよ。それで大銀杏を結いました。(頭の)上の部分をつけて。自分の髪でなかなか結えなかったです」と、早くから活躍した力士ゆえの悩みだったと語っていた。