＜大相撲大阪場所＞◇三日目◇3月13日◇エディオンアリーナ大阪
初日からの2連勝で三日目に臨んだ十両・貴ノ岩（貴乃花）だったが、十両十二枚目の照強（伊勢ヶ浜）に寄り切りで敗れ、今場所初めて「土」がついた。
AbemaTVで解説を務めていた元大関の把瑠都は取組前、ここまで2日間の貴ノ岩の印象について聞かれると「初日は初日特有の緊張感が感じられた。またしばらく土俵から離れていたこともあり、体が土俵の感覚を忘れてしまっている様子もあった。ただ2日目は自分の相撲らしく、前に、前に進んで押し出した。状態は悪くない」と答えた。
しかし立ち合い直後、貴ノ岩の懐に飛び込んだのは照強。貴ノ岩も土俵際で粘りを見せたが、最後は観念したかのように力なく寄り切られ、何とも言えない表情を浮かべた。
この取り組みについて把瑠都は「貴ノ岩は自分の相撲が取れていた。むしろ、照強が相手の中（懐）に入るのが上手かった。今日は相手の上手さに負けましたね」と解説した。
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