<大相撲大阪場所>◇三日目◇3月13日◇エディオンアリーナ大阪
幕下の希善龍(木瀬)と一山本(二所ノ関)が、土俵に頭から垂直に落下する大激戦を繰り広げ、会場を沸かせた。
1勝0敗同士の取組は立ち合いから一進一退の攻防を繰り広げると、土俵際で投げの打ち合いに。どちらもほんの一瞬でも土俵に遅く落ちようと粘り続け、最後は希善龍が顔、一山本が頭から落ちた。しばらく起き上がれなかった希善龍だが、ようやく立ち上がると顔はすり傷で真っ赤に。それでも物言いの末、取り直しになった一番では、またもや際どい勝負ながら、なんとか一山本を上手投げで下して白星を挙げた。
AbemaTVで解説を務めていた元大関の把瑠都は、傷ついた顔を見て「まげが土俵についてしまうと負けですから。師匠からは(顔から行けと)言われたものです。土俵は本当に硬いので。こういうけがは治るのに時間がかかる。土とか塩とか入っているので、(明日の)朝が一番ひどい」と気遣っていた。
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