<大相撲大阪場所>◇三日目◇3月13日◇エディオンアリーナ大阪
先場所に10勝5敗の成績で3年ぶりの三役復帰を果たした小結・逸ノ城は三日目、前頭二枚目の宝富士(伊勢ヶ浜)との取り組みに臨み、危なげなく寄り切って3連勝。“荒れる春場所”の主役に躍り出た。
立ち合いから右四つで宝富士の動きを止め、左上手を取って両上手の態勢になると、最後は胸をしっかり合わせてゆっくりと寄り切った。
また結びの一番で横綱の鶴竜(井筒)は、前頭筆頭の玉鷲(片男波)と対戦。頭から激しく当たり、玉鷲の足が揃ったところをはたき込みで勝って同じく全勝を守った。
この結果を受け、三日目にして全勝力士は鶴竜、逸ノ城を含む7人。ここまで盤石の逸ノ城に対して、右手、右手首に不安を抱える鶴竜。荒れる春場所の台風の目として、逸ノ城から目が離せなくなってきた。
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