将棋の中学生棋士・藤井聡太六段(15)が3月15日、順位戦C級2組の最終10回戦で、三枚堂達也六段(24)と対局中だ。既に来期のC級1組昇級を決めている藤井六段だが、史上初となる中学生棋士の“全勝一期抜け”に挑戦する。
藤井六段は、C級2組でここまで9戦全勝。2月1日の9回戦で、中学生として初のC級1組昇級を決め、参戦1期目で昇級する“一期抜け”の快挙も果たしている。最終戦で勝利し、10戦全勝で一期抜けを果たせば、中学生として達成できるC級2組の記録をすべて塗り替えることになる。50人が参加しているC級2組では、10戦全勝の棋士が複数出ることもあるため、前年度の成績をもとにした順位が下位の棋士は、全勝しても必ずしも昇級できるわけではない。
2017年度の成績では対局数、勝数、勝率、連勝数の4部門を独占することが決まった藤井六段が、さらに勲章を増やすか注目だ。AbemaTVでは、この対局を終了まで生放送する。
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