<大相撲大阪場所>◇七日目◇3月17日◇エディオンアリーナ大阪
陸上十種競技元日本チャンピオンでタレントの武井壮が、相撲に寄せる密かな思いを告白した。
「じつは、小さい頃は相撲が好きで、よく相撲大会に出場していました。でも身長が伸びるのが遅く、大学2年生で170cmがやっと(現在175cm)。当時の新弟子検査の規定が最低でも173cmだったので、あきらめざるを得なかったんです。身長がもっと早く伸びていれば……」
AbemaTVの相撲中継にゲストとして出演した武井が意外な過去を披露すると、解説を務めた沖縄出身の元・力士若ノ城は、「入らなくてよかったです。きっと強くなっていたはずだから、当たらなくてよかった。我々は昭和48年生まれで同年代ですからね」と、冗談交じりに応じた。
さらに武井は、アスリート視点で持論を展開。「幕内力士の土俵入りを見ていると、お尻の中臀筋、ひざ下のふくらはぎの筋肉が発達している。これらは前に出る推進力を生み出すために重要な筋肉。番付を上げてきた力士の証。今の自分にこのような筋力があれば、100mを10秒前半で走れるはず」と、世界マスターズ陸上を舞台に、44歳にしてなお挑戦を止めない自身のことに置き換えて話を締めくくった。
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