日本将棋連盟による3月19日週の公式戦は、3月20日に棋王戦五番勝負の第4局が行われる。2勝1敗とリードしている渡辺棋王が防衛に成功するか。21日には、史上最多6人で行われた順位戦A級プレーオフの最終5回戦が行われる。羽生善治竜王と稲葉陽八段、勝利した方が佐藤天彦名人への挑戦権を獲得する。22日には公式戦15連勝と絶好調の藤井聡太六段が、竜王のタイトル経験もある実力者、糸谷哲郎八段と戦う。主な対局は以下のとおり。
3月19日（月曜日）
棋王戦予選 宮田敦史六段VS大平武洋六段（携帯中継）
棋聖戦決勝トーナメント 三浦弘行九段VS斎藤慎太郎七段 （携帯中継）
3月20日（火曜日）
棋王戦第4局 渡辺明棋王VS永瀬拓矢七段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
渡辺明棋王が2勝1敗で防衛に王手をかけている五番勝負の第4局。渡辺棋王は2012年から5期連続防衛中で、昨年に羽生善治竜王に続いて2人目となる「永世棋王」の資格を取得した。永瀬拓矢七段は2017年度の成績で52局（6位）、40勝（4位）、勝率0.769（3位）と、13連勝（3位）と4部門で好成績を残している。過去の対戦成績は渡辺棋王の7勝2敗。持ち時間は各4時間。
竜王戦1組出決 高橋道雄九段VS阿部健治郎七段 （携帯中継）
竜王戦6組 今泉健司四段VS高野智史四段 （携帯中継）
王位戦挑決リーグ 野月浩貴八段VS澤田真吾六段 （携帯中継）
棋王戦予選 畠山鎮七段VS藤原直哉七段 （携帯中継）
3月21日（水曜日）
順位戦A級 羽生善治竜王VS稲葉陽八段 （毎日新聞ニュースサイト・ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
史上最多6人で行われたプレーオフの最終戦。第4戦で豊島将之八段を破った羽生竜王は、次回タイトルを防衛または奪取すれば、前人未踏のタイトル通算100期を達成する。稲葉陽八段は昨年、佐藤名人に挑戦。七番勝負では2勝4敗で敗退した。持ち時間は各6時間。
棋聖戦二次予選 山崎隆之八段VS船江恒平六段 （携帯中継）
3月22日（木曜日）
竜王戦2組 木村一基九段VS小林裕士七段 （携帯中継）
王位戦挑決リーグ 松尾歩八段VS村山慈明七段 （携帯中継）
王座戦二次予選 糸谷哲郎八段VS藤井聡太六段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
最年少の棋戦優勝や対局数、勝数、勝率、連勝数の4部門独占、順位戦C級2組初参加での全勝昇級と記録づくしだった藤井六段が、竜王のタイトル経験を持つ実力者・糸谷八段に挑戦。糸谷八段は、順位戦で藤井六段が戦ったC級2組より3ランク上のB級1組でトップの成績を収め、来期から最上位のA級で戦うことが決まっている。現・元タイトルホルダーが多数いることから「鬼の棲家」とも称させるB級1組を勝ち抜いただけに、公式戦15連勝中の藤井六段といえども、かなりの強敵と言える。早指し戦では羽生竜王、佐藤名人を倒した藤井六段が、持ち時間各5時間でどんな戦いを見せるか。
棋王戦予選 日浦市郎八段VS中尾敏之五段 （携帯中継）
3月23日（金曜日）
竜王戦2組 深浦康市九段VS飯島栄治七段 （携帯中継）
王位戦挑決リーグ 阿久津主税八段VS佐々木大地四段 （携帯中継）
王座戦二次予選 森下卓九段VS野月浩貴八段 （携帯中継）
棋聖戦決勝トーナメント 渡辺明棋王VS戸辺誠七段 （携帯中継）
3月24日（土曜日）
王座戦二次予選 三浦弘行九段VS永瀬拓矢七段 （携帯中継）
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