力士の象徴といえば、髷とまわし。前頭筆頭の元力士・大竜川が、「まわし」にまつわるエピソードを披露した。

「まわしの締め方には好み、戦略がある。仮にまわしを取られても、相手が投げを打つ時にまわしが伸びて技がかけにくくなるよう、意図的にまわしを緩めておくのが“ゆるフン”。一方、水に濡らしてカチカチにまわしを固め、隙間を少なくしてまわしを取りにくくする戦法もある」
AbemaTVの大相撲中継で解説を務めた前頭筆頭の元力士・大竜川はさらに、「塩をたくさん撒くと、土俵が滑りやすくなる。沢山撒く力士が相手だと、内心『嫌だな』と思っていた」と、現役当時を振り返った。
ちなみに、まわしの締め方は力士の好みによるそうだが、九日目に関脇・御嶽海(出羽海)に上手を与えず、すくい投げで三勝目を挙げた前頭三枚目・琴奨菊(佐渡ヶ嶽)は、「カチカチ派」とのことだ。
AbemaTVでは、大相撲大阪場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
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