<大相撲大阪場所>◇十一日目◇3月21日◇エディオンアリーナ大阪
十両筆頭・旭大星(友綱)が、幕内ではなかなか見られない足による妙技「すそ払い」を披露した。
中入り後、最初の取組で前頭十六枚目・大奄美(追手風)に対し、立ち合いから押し合いになると、まわしを引かれた旭大星は咄嗟に右足を大奄美の左足首に飛ばし、185センチ183キロの巨体を土俵に転がした。
柔道では「出足払い」と呼ばれ、絶妙なタイミングが求められる足技に、AbemaTVで解説を務めていた元大関の把瑠都は「うまいですねえ。タイミングですね。めったに出ないですよ」と感心しきりだった。