<大相撲大阪場所>◇十一日目◇3月21日◇エディオンアリーナ大阪
前頭十四枚目・勢(伊勢ノ海)が前頭八枚目・輝(高田川)を寄り切りで下し、地元大阪で勝ち越しを決めた。
前日、まげをつかんだとしてまさかの反則負けとなっていた勢だったが、この日は立ち合いから積極的に前に出ると、輝の突っ張りをものともせずに寄り切った。2016年九州場所での取組では、江戸時代の1833年以来183年ぶり「一文字対決」として話題となったが、地元の大声援を受けた勢いも白星を呼び込んだ。AbemaTVで解説を務めていた元大関の把瑠都は、「勢、勢いありましたね。一歩も下がっていない。輝の突っ張りは力が入っていなかった」と分析していた。