国会が森友問題で注目を集める中、東京都議会の警察・消防委員会で、盗撮、ストーカーなどの"つきまとい行為"に対する規制を強化するための「迷惑防止条例」改正案が採決された。29日の本会議で可決され、今年7月から施行される見通しだという。
今回改正されるのは、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等を防止するための条例」だ。法律で規制できない迷惑行為を取り締まるためのもので、過去には、客引き行為やダフ屋行為、押し売りの禁止など、その時々の社会背景に応じて改正を繰り返してきた。しかしネット上では"東京都版共謀罪だ"という声も上がっており、22日の採決では傍聴席から反対の声や怒号が飛び、退場者も出た。