トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ 2018」BLACK DIVISION 15・16回戦が3月26日に放送され、瀬戸熊直樹(連盟)が3勝目、小林剛(麻将連合)は4勝目を挙げ、瀬戸熊は6位から5位、小林は首位をキープし、ポイントも200台に乗せてきた。
 BLACK 15回戦の対局者は瀬戸熊直樹、萩原聖人、村上淳(最高位戦)、松本吉弘(協会)。対局後、瀬戸熊は「今シーズンで一番いい内容だった」と語った。瀬戸熊の言う“いい内容”とは、大局観で場を俯瞰し、守るべき牌をきちんと守って、行くべき牌をきちんと行けたことを指している。東4局2本場でマンズホンイツ仕掛けの萩原に対し、腹を括ってマンズを切ってのリーチ宣言。リーチ・一発・ドラ3で8000点(+600点、供託1000点)をものにした後、卓上にいる者にしかわからない状況や心理を加味しながらの押し引きが冴え渡った。南1局親番で1万2000点、さらに南3局でも8000点(+供託1000点)を加点し、最終的には5万点超えで3勝目を挙げた。「南3局、松本さんの先行リーチ後の追っかけリーチは、戦略的には行きたく無い場面。でも調子の悪い松本さんと調子の上がっている僕なんで、めくりあいになっても負けないなという確信の元にリーチ宣言ができた。あの場面は自分を褒めたい」と振り返り「1回こういう半荘を作りたかった。そうすることによって、僕が点棒を持っている時に相手が前に出づらくなってくることもありうる」と今後の戦いに布石を打てたことに充実の表情を見せた。