将棋の王位戦挑戦者決定リーグで、羽生善治竜王(47)と谷川浩司九段(55)が3月27日に対局し、羽生竜王が83手で勝利した。史上3位、現役では最多となる同一カード166回目の対局で、通算では羽生竜王の104勝62敗となった。
 羽生竜王は7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成。タイトルは通算99期を数える。また谷川九段は史上最年少の21歳で、名人のタイトルを獲得。通算27期のタイトル歴を誇る。ともに中学生棋士としてプロデビューし、長きに渡り将棋界で活躍している。次回対局が行われれば、大山康晴十五世名人と升田幸三実力制第四代名人の167局に並び、2位タイとなる。