将棋の中学生棋士・藤井聡太六段(15)が3月28日、王将戦一次予選で井上慶太九段(54)との対局に敗れ、中学生最後の対局を飾れなかった。公式戦の連勝は「16」でストップした。藤井六段が50代以上の棋士に敗れたのは、デビュー以来、今回が初。
2017年度の対局も今回で最後となった藤井六段は、同年度の各部門成績で他の棋士を圧倒。全棋士トップの73局、61勝(12敗)、勝率0.8456、29連勝(年度またぎ)で、史上最多の29連勝を筆頭に勝数、勝率では歴代4位タイにランクインした。各部門の歴代記録は以下のとおり。
◆対局数
89局 羽生善治 2000年度
88局 米長邦雄 1980年度
86局 谷川浩司 1985年度
86局 佐藤康光 2006年度
82局 中原誠 1982年度
73局 藤井聡太 2017年度
◆勝数
68勝 羽生善治 2000年度
64勝 羽生善治 1988年度
63勝 森内俊之 1991年度
61勝 羽生善治 1992年度
61勝 木村一基 2001年度
61勝 藤井聡太 2017年度
◆勝率
0.8545 中原誠 1967年度
0.8511 中村太地 2011年度
0.8364 羽生善治 1995年度
0.8356 木村一基 2001年度
0.8356 藤井聡太 2017年度
◆連勝数
29連勝 藤井聡太 2016~2017年度
28連勝 神谷広志 1986~1987年度
24連勝 丸山忠久 1994年度
22連勝 塚田泰明 1986年度
22連勝 羽生善治 1992年度
22連勝 山崎隆之 2002~2003年度
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