「20代の自分を刻んでおきたい」今年3月に29歳となった佐藤健はこう語る。
 死ぬことがない新人類を演じた『亜人』、意識不明となった婚約者を待ち続ける献身的な男性を演じた『8年越しの花嫁 奇跡の実話』、クールで理性的なヒロインの幼馴染役を演じるNHK連続テレビ小説『半分、青い。』など話題作への出演が続き、今後も出演作が控えスクリーンに出ずっぱりの佐藤だが、今は「仕事」をする時期だと話す。
 さらに、4月20日(金)より全国公開される奥浩哉原作による実写映画『いぬやしき』では墜落事故に巻き込まれ驚異の力を手に入れた結果、大量殺人鬼となる高校生・獅子神皓役を熱演。今までのイメージにはなかった悪役に、佐藤はどのような思いでのぞみ、どんな姿を刻んだのか。そして30代を前に役者として何を思うのか、話を聞いてきた。