第43期棋王戦五番勝負の最終第5局が3月30日、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。渡辺明棋王(33)が勝てば6期連続、永瀬拓矢七段(25)が勝てば初タイトル獲得となる。対局は渡辺棋王の先手番。
第4局までに2勝1敗と渡辺明棋王が防衛に王手をかけていたが、永瀬拓矢七段が土俵際で踏ん張った。ここまでの4局ではすべて先手番が勝利している。渡辺棋王は2004年に竜王のタイトルを獲得して以来、タイトルを1つ以上保持し続けており、今回敗れて失うと獲得前以来となる無冠の「渡辺明九段」になる。対局の持ち時間は各4時間。AbemaTVではこの対局を終了まで生中継する。
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