乃木坂46の1期生・生田絵梨花、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、3期生の久保史緒里、山下美月が、3月30日に東京・東京ドームで実施されたプロ野球「巨人vs阪神」戦にて国歌斉唱を行った。
6人は大観衆が見守る中、「君が代」をアカペラで披露。大役を果たしたあとに、囲み取材に応じた。緊張していたという生田は「国歌斉唱するなんて、そんな経験ができると思っていなかったので。東京ドームでライブをしたことはありますけど、それとは全然違う景色で」と振り返り、その後で「選手のみなさんが『良かったよ』と声をかけてくださったのですごく安心しました」と笑顔を浮かべた。続けて、白石は「緊張したんですけど、今日は楽屋を出発する前にみんなで練習をずっとしてたり、気持ちが1つになった状態で本番を迎えられたので、自分たちとしては1番いい国歌斉唱ができたんじゃないかなと思います」と胸を張った。西野は「昨日、現地でリハもできたんですけど、その時の雰囲気と本番の雰囲気が全然違って、こんなに緊張するもんなだなと思って。やってみるとあっという間でした」と語る。その後で「雰囲気に飲まれそうには?」と聞かれると、「それは大丈夫でした。ちゃんと声だそう、と思って楽しみながら歌いました」と返した。
野球観戦の経験について質問が飛ぶと、生田が「中学生の時にみんなが野球ファンだったので連れて行ってもらって、外野席で立ち見とかで観戦していました。その時は(選手が)豆粒くらいのサイズにしか観れてなかったので、本当に今回は不思議な感覚でした」と答えた。また生田は過去に放送された乃木坂46のレギュラー冠番組「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で、現横浜DeNAベイスターズ監督で元読売ジャイアンツ選手のアレックス・ラミレスらの応援歌を披露したことも。「一緒にドーム観戦をしていた友人に今回の報告はしましたか?」という質問には「私の携帯が1回壊れて、連絡先がわからなくなってしまって報告できないんですけど…」と明かした後で、「もし中継を見ていたら、ぜひ連絡が欲しいなと思います」と呼びかけた。
また楽天ゴールデンイーグルスのジュニアチアを7年間務めていた経験がある久保は、「幼稚園からずっと球場に通っていて、ウチが野球一家だったので、野球に携われることが乃木坂に入ってからもできたのがすごくうれしかったです」とよろこびを語る。山下は「東京ドームはすごく広かったし、どこ見ていいかわかんなくてずっとほっぺがプルプルしていたんですけど、先輩方と一緒に歌う事ができてすごい心強くて、乃木坂らしい国歌斉唱ができたんじゃないかな」と微笑んだ。
グループのキャプテンを務める桜井は「新しい選抜になって3期生が今までで1番多い人数が入ってきて、今回2人(久保と山下)が初選抜に入ってきてからの、一緒に大きい仕事をしたのがこれが初めてだったんですけど、今回いい国歌斉唱ができたなぁという手応えがあったので、そういう意味では新選抜でいいスタートが切れたと思います」とホッとした表情を浮かべる。最後に記者から「歌声がシンクロしていたってことでいいですか?」と4月25日に発売されるニューシングル「シンクロニシティ」にかけた質問が飛ぶと、「そうですね。シンクロだけに」と笑顔で返した。