4月5日、横浜スタジアムで行われる阪神との公式戦でプロ初先発のマウンドに上がるルーキー・東克樹投手が3日、「緊張半分、楽しみ半分。プロ野球選手として体は小さい(身長170センチ)が相手に向かっていく」と初勝利に向けて意気込みを語った。
先発が告げられたのは3月30日、開幕戦当日のことだった。5日に横浜スタジアムで行われる阪神戦での「プロ初先発」を言い渡されたルーキーは、「目標にしていた開幕ローテーションに入れた喜びと同時に、選んでもらった以上は自分の力を発揮しなければ、という責任感を覚えました。オープン戦とはまた違う状況や雰囲気だと思うので、気持ちを引き締めなければ」と、そのときの気持ちを振り返った。
今シーズンから装いを新たにした横浜スタジアムのマウンドは、3月25日対西武とのオープン戦で一度経験済みだ。「ファンの歓声、雰囲気の盛り上がりが凄かった」とホームでの登板を振り返った東は、プロ初登板もホームの大歓声を受けて投げることになるが、「初登板ですが、ファンの声援を聞くくらいの余裕を持って投げられればいいと思っています」と話し、気負いを感じさせない。
開幕からの連敗で迎えた4月1日の試合では、2年目の京山将弥投手が初先発・初勝利を挙げてチームの雰囲気を変えた。その様子を間近で見ていた東は「刺激になったし、お立ち台に立つ姿は羨ましかった。勝つことでチームの雰囲気も良くなったので、自分も持ち味のコントロールを生かし、打たせてアウトを取ってチームに良い流れを、勝利をもたらしたい」と力強く語った。
自ら選んだ登場曲、QUEENの「Don’t Stop Me Now」が球場に流れたとき、プロ1年目の戦いが始まる。
(C)AbemaTV