将棋の第76期名人戦七番勝負の第1局の2日目が4月12日、始まった。11日の1日目は、序盤から激しい攻防戦が繰り広げられる中、後手の佐藤天彦名人(30)が38手目を封じて、12日の午前9時に再開した。佐藤名人が防衛すれば3連覇、挑戦者の羽生善治竜王(47)が奪取すれば名人は10期目、さらにタイトル通算100期を達成する。
2人の対戦は2016年11月14日に行われた叡王戦本戦以来、15回目。現在は佐藤名人が5連勝中だ。タイトル戦では2度対決があり、2015年の王座戦五番勝負では羽生竜王が3勝2敗、2016年の名人戦七番勝負では4勝1敗で佐藤名人が勝っている。今回の対局で羽生竜王が勝利すると、史上2人目となる通算1400勝を達成する。