売り出し中のルーキー・横浜DeNA神里和毅外野手(24)の俊足が、4月13日の試合で初回から「リクエスト」シーンを演出した。
13日の横浜DeNA対中日1回戦の1回、神里が中日先発の小笠原慎之介投手(20)の3球目を叩くと、打球は高いバウンドでセカンドベース付近へと飛んだ。これをセカンド高橋周平内野手(24)が捕球しすばやく一塁へ送球。間一髪アウトとなった。
一塁へヘッドスライディングした神里がセーフだと思ったかのような表情をするなど微妙なタイミングに、アレックス・ラミレス監督(43)がリクエストを要求。審判団がビデオ判定に入ったが、映像でも判別が難しいほどのタイミングだったようで、リプレイ映像での検証も通常より長い時間がかかった。そして約4分後に出てきた審判団は、判定通りアウトを宣告。横浜DeNAのリクエストは失敗に終わった。