麻雀・RTDリーグ 2018のBLACK DIVISION 23・24回戦が4月19日に放送される。今年のRTDリーグが昨年と大きく異なる点は、降級システムの導入。そして麻雀プロ以外の選手として、唯一出場していたRTDオーガナイザー・藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)の欠場だ。
2014麻雀最強位でもある藤田は「麻雀プロは、麻雀界では有名であっても、一般層にはほとんど知られていない」と感じていたため、ビジネス界では知名度のある自身が出場選手として必要だと考えていた。しかし、断腸の思いで今季の出場を見送った藤田は、RTDリーグ 2018開幕の折、ある男にその思いを託していた。その男とは、芸能界最強雀士と呼び声高い、俳優・萩原聖人に他ならない。
萩原も「入るからには、アマチュアにしかできないこだわり、全半荘完全燃焼というプレッシャーを己にかけている。魅せる麻雀も進化しなければならない」と藤田の思いに呼応し、激闘を積み重ねている。トップ選手が技術とプライドを賭けた究極の戦いは、どこから見ても手に汗握る。そして連続ドラマさながらに続けて見ていくと、濃厚な人間ドラマが垣間見えてくる。【福山純生(雀聖アワー)】
【BLACK DIVISION 21・22回戦終了時点での順位】
1位 小林剛(麻将連合)+288.2
2位 多井隆晴(RMU)+140.5
3位 白鳥翔(連盟)+49.4
4位 村上淳(最高位戦)▲6.8
5位 瀬戸熊直樹(連盟)▲36.4
6位 萩原聖人▲44.2
7位 松本吉弘(協会)▲108.6
8位 内川幸太郎(連盟)▲282.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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