開幕直後は1勝5敗と出遅れたものの、そこから一気に17年ぶりの8連勝など“春の主役”に躍り出た今季の横浜DeNA。選手に無理をさせないラミレス監督の采配は、勝ち続ける中でも垣間見えている。8連勝中に登板が続いていた守護神・山崎康を休ませ、今季から中継ぎに転向した井納がプロ初セーブを挙げたほか、先発投手も継投失敗を恐れず、早め早めにスイッチしている。そんな起用は野手陣にも見られる。横浜DeNAのOBで野球解説者の多村仁志氏も「選手層が厚いからできることですね」と指摘してきた選手交代が、シーズン序盤から見られている。