元ロサンゼルスドジャース日本担当で、現アリゾナダイヤモンドバックス顧問を務める元スカウトの小島圭市氏(49)が、国内プロ野球のドラフト制度について「制限があってもいいので、日本でも2年生が終わったら対象になってもいいのでは」と、メジャー流の制度を勧めた。

 小島氏は4月22日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。日米のドラフト制度については様々な違いがあるが、解説中に立大の2年生4番・三井の打席を見ながら「アメリカだと2年生が終わればドラフトの対象になります。(日本では)大学の4年は長いという選手も結構います。制限があっていいんですが、(入学から)2年後にドラフトの対象になるよとなれば、大学に進学する選手も増えるのでは」と持論を展開した。

 現在、日本のプロ野球では、高校を卒業した選手が即プロ入りせず、将来のプロ入りを志す場合、主に社会人野球、大学野球の選択を迫られる。高卒選手は社会人入りした場合は3年、大学入りした場合は4年後の卒業まで、ドラフト対象にならない決まりだ。「もちろん大学側の受け入れ制度の問題もありますし、いろいろと一筋縄ではいかないとは思います。ただ今は六大学も東都も環境はいい。それに(日本ハム入りした)清宮君が早稲田大学に行っていたら、六大学も盛り上がりますよね。甲子園のスター選手が六大学に集まれば、全体の底上げにもなる」と、導入へのハードルの高さも理解した上で、大学野球の活性化につながると説明した。

(C)AbemaTV

▶4/28 10:45~ 東京六大学野球 2018春季リーグ戦 第3週1日目(慶大ー法大、早大ー明大)

東京六大学野球 2018春季リーグ戦 第3週1日目(慶大ー法大、早大ー明大) | AbemaTV(アベマTV)
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