5月4日に横浜スタジアムで行われた対横浜DeNA6回戦は、1点を争う総力戦となった。お互い無得点のまま巨人の勝ちが消えた12回裏、横浜DeNAの攻撃、2死ランナー無しから打席に立った神里の打球はセカンドへ。際どい判定となったが、判定はセーフ。これに対して、巨人の高橋監督がリクエストを要請した。
結果的に判定は覆らず、プレーは続行。続く桑原のライトへのヒットでランナーは一塁・三塁に。しかし後続の倉本がセカンドゴロに倒れ、両チーム得点を挙げられないまま0-0で試合終了となった。
この日の巨人の先発はエース菅野。8回を投げて被安打2、8奪三振と期待通りの快投を見せただけに、巨人としては「何としても落としたくなかった」ゲーム。その思い、勝利への執念が表れた場面であった。
なお視聴者からは判定通りセーフか否かはもちろん、「リクエストで終戦したら面白くない」といった複雑なファン心理や、「涙のリクエスト」などといった声などが寄せられた。
日本のプロ野球では今季から判定に異議がある際に映像検証する「リクエスト」制度が導入。権利行使は9回までに2回、延長1回で、判定が覆った場合は回数が減らない。審判員は控え室でテレビ中継の映像を確認し、5分以内に結論を出すことになっている。
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