日本将棋連盟による5月7日週の公式戦は、7日に藤井聡太六段が王座戦挑戦者決定トーナメントで、最年少タイトルの記録を持つ屋敷伸之九段に挑戦。8、9日には佐藤天彦名人と羽生善治竜王が1勝1敗としている名人戦七番勝負の第3局が行われる。また12日には高見泰地六段が金井恒太六段に2連勝している叡王戦七番勝負の第3局がある。主な対局は以下のとおり。
5月7日（月曜日）
竜王戦6組昇決 小林宏七段VS門倉啓太五段 （携帯中継）
王座戦挑決トーナメント 屋敷伸之九段VS藤井聡太六段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
昨年、タイトルを奪取した中村太地王座への挑戦権を目指すトーナメント。トーナメントは一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士、シード棋士の16人で行われる。藤井六段は最年少タイトル記録（18歳6カ月）を持つ屋敷九段と対戦。勝者は羽生善治竜王と深浦康市九段の勝者と対戦する。このほかトーナメントには佐藤天彦名人、久保利明王将、渡辺明棋王、菅井竜也王位ら、現在開催中の叡王を除く7つのタイトルホルダーが顔を揃えるほかベテラン、若手の実力者が顔を揃える超ハイレベルのトーナメントとなっている。持ち時間は各5時間
棋王戦予選 藤井猛九段VS高野智史四段 （携帯中継）
5月8・9日（火・水曜日）
名人戦第3局 佐藤天彦名人VS羽生善治竜王 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
1勝1敗で迎える名人戦七番勝負の第3局。第1局は序盤から激しい攻防戦となったが、羽生竜王が勝利し通算1400勝を達成。第2局は佐藤名人が意地を見せた。2人の対戦成績は、佐藤名人の9勝7敗。2年前に行われた七番勝負では、羽生名人（当時）が第1局に勝利、佐藤八段（当時）が第2局に勝利と、今回と同じだが、佐藤八段はそのまま4連勝し4勝1敗の成績で、初タイトル・初名人を達成した。持ち時間は各9時間。
5月8日（火曜日）
王将戦一次予選 永瀬拓矢七段VS西尾明六段 （携帯中継）
王将戦一次予選 高見泰地六段VS石井健太郎五段 （携帯中継）
新人王戦 杉本和陽四段VS甲斐日向三段 （携帯中継）
5月9日（水曜日）
竜王戦1組出決 松尾歩八段VS稲葉陽八段 （携帯中継）
王座戦挑決トーナメント 渡辺明棋王VS谷川浩司九段 （携帯中継）
女流王位戦第1局 里見香奈女流五冠VS渡部愛女流二段 （携帯中継）
里見女流五冠が3連覇中の五番勝負第1局。女流6タイトル全冠制覇を目指す里見女流五冠に対し、挑戦者で日本女子プロ将棋協会（LPSA）所属の渡辺女流二段はタイトル初挑戦。持ち時間は各4時間。
5月10日（木曜日）
棋王戦予選 阿部光瑠六段VS三枚堂達也六段 （携帯中継）
新人王戦 井出隼平四段VS出口若武三段 （携帯中継）
5月11日（金曜日）
竜王戦1組出決 佐藤康光九段VS永瀬拓矢七段 （携帯中継）
竜王戦1組出決 久保利明王将V丸山忠久九段 （携帯中継）
王位戦挑決リーグ 豊島将之八段VS澤田真吾六段 （携帯中継）
白組で無傷の3連勝としている2人の全勝対決。6人のリーグ戦で、他の4人がすでに 2敗以上を喫しているため、この対局の勝者が白組でプレーオフ以上が確定する。持ち時間は各4時間。
新人王戦 青嶋未来五段VS佐々木大地四段 （携帯中継）
5月12日（土曜日）
叡王戦第3局 金井恒太六段VS高見泰地六段 （ニコニコ生放送・携帯中継）
今期から「8大タイトル」に仲間入りした叡王戦の第3局。ここまで高見六段が2連勝し、今回勝てば初タイトルに王手をかける。対局ごとに持ち時間が変わる独自のシステムで、第3・4局は各3時間で行われる。
女流王座戦一次予選 水町みゆ女流2級VS小野ゆかりアマ （携帯中継）
女流王座戦一次予選 船戸陽子VSタチアナ・ミリュコワアマ （携帯中継）
女流王座戦一次予選 竹部さゆり女流三段VS加藤結李愛女流3級 （携帯中継）
女流王座戦一次予選 里見咲紀女流初段VS竹部か加藤結 （携帯中継）
女流王座戦一次予選 野田澤彩乃女流1級VS加藤圭女流3級 （携帯中継）
女流王座戦一次予選 伊奈川愛菓女流初段VS畑中さゆりアマ （携帯中継）
女流王座戦一次予選 カロリーナ・ステチェンスカ女流1級VS中倉か村田 （携帯中継）
女流王座戦一次予選 宮宗紫野女流初段VS脇田菜々子アマ （携帯中継）
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