将棋の第76期名人戦第3局がの2日目が5月9日、奈良市の「法相宗大本山 興福寺」で始まった。佐藤天彦名人(30)と羽生善治竜王は(47)はここまで1勝1敗と五分の星。3期連続の防衛を目指す佐藤名人と、10期目の復位を目指す羽生竜王のどちらがリードを奪うか注目の1局だ。1日目は先手の羽生竜王が53手を封じて終了していた。
第1局は羽生竜王が勝ち、対佐藤名人の連敗を「5」でストップ。第2局は佐藤名人が巻き返し、星を五分に戻した。2人の対戦成績は、佐藤名人の9勝7敗。今期の成績は佐藤名人が1勝1敗、羽生竜王が2勝2敗だ。今回、羽生竜王がタイトルを獲得すると、史上初のタイトル通算100期を達成する。