「政権交代可能な政治集団をつくる」という目標を掲げ、旗揚げされた国民民主党。8日の結党大会で大塚耕平共同代表は「政権交代を目指すことで国民主権を実現する。国民生活の向上、国民経済の発展を目指すことが政党の使命である」と決意を語り、玉木雄一郎共同代表は「これまで色々あった。ありすぎた。今なお浮かんでは沈み、そんな思いを抱いてここに足を運んでもらった」と結党までの紆余曲折を振り返った。
 離合集散を繰り返した民進党は、1996年に民主党として結党された。1998年4月には「脱官僚」を目指し、民主党と民政党などの4党が合流。2003年には自民党に対抗する勢力を結成するため、小沢一郎党首率いる自由党と合併し、衆参合わせて204人の規模に拡大。代表を務めた菅直人氏は「行き詰まった政治を変えるため野党が結集して新たな政党を作ることが必要。必ずや政権交代を成し遂げる」と訴えていた。