日本将棋連盟による5月14日週の公式戦は、17日に王位戦挑戦者決定リーグの最終戦が一斉に行われる。紅組、白組の優勝者が決定戦を行うが、最終戦で並んだ勝敗数が並んだ場合はプレーオフの可能性がある。また18日には藤井聡太六段が竜王戦5組ランキング戦に登場。勝利すると史上最年少で七段に昇段する。また19、20日には名人戦七番勝負の第4局がある。主な対局は以下のとおり。
5月14日(月曜日)
竜王戦3組昇決 横山泰明六段VS及川拓馬六段 (携帯中継)
加古川青流戦 池永天志四段VS里見香奈女流五冠(携帯中継)
5月15日(火曜日)
竜王戦4組昇決 北島忠雄七段VS遠山雄亮六段 (携帯中継)
竜王戦6組 都成竜馬五段VS高野智史四段 (携帯中継)
王座戦挑決トーナメント 佐藤天彦名人VS永瀬拓矢七段 (携帯中継)
5月16日(水曜日)
竜王戦2組決勝 深浦康市九段VS三浦弘行九段 (携帯中継)
竜王戦6組 上村亘四段VS大橋貴洸四段 (携帯中継)
棋王戦予選 増田康宏五段VS斎藤明日斗四段 (携帯中継)
マイナビ女子オープン第3局 加藤桃子女王VS西山朋佳三段 (携帯中継)
5月17日(木曜日)
王位戦挑決リーグ 羽生善治竜王VS松尾歩八段 (AbemaTV・携帯中継)
王位戦挑決リーグ 木村一基九段VS村山慈明七段 (AbemaTV・携帯中継)
王位戦挑決リーグ 阿久津主税八段VS澤田真吾六段 (携帯中継)
王位戦挑決リーグ 豊島将之八段VS佐々木大地四段 (携帯中継)
昨年初めてタイトルを取った菅井竜也王位への挑戦権をかけたリーグ戦の最終戦。紅組、白組に6人ずつ分かれ、総当たりのリーグ戦を行う。各組優勝者が挑戦者決定戦を行う仕組みで、白組は4戦全勝の澤田六段と3勝1敗の豊島八段の2人に絞られている。紅組は羽生竜王と村山七段が3勝1敗で首位タイ。ともに勝利した場合は2人によるプレーオフを行う。3勝2敗で最大4人が並ぶ可能性があり、3人の場合は該当する直接対決>前期成績(前期リーグ勝星>前期予選勝星)、4人の場合は該当する直接対決で優勝者を決める。持ち時間は各4時間。
王座戦挑決トーナメント 菅井竜也王位VS行方尚史八段 (携帯中継)
王座戦挑決トーナメント 斎藤慎太郎七段VS高見泰地六段 (携帯中継)
棋王戦予選 三枚堂達也六段VS青嶋未来五段 (携帯中継)
5月18日(金曜日)
竜王戦4組昇決 塚田泰明九段VS西尾明六段 (携帯中継)
竜王戦5組 船江恒平六段VS藤井聡太六段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・将棋プレミアム・携帯中継)
藤井六段が新たな記録に挑戦する一局。この対局は5組ランキング戦の準決勝で、藤井六段が勝利すれば2期連続となる昇級が決定。同時に七段の昇段規定「六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級」をみたすことから、史上最年少での七段昇段が決定する。藤井六段は四段時代に6組で優勝、5組に昇級したが、連続昇級による昇段は、途中で段位が変わっても継続されることになっている。持ち時間は各5時間。
竜王戦5組昇決 窪田義行七段VS藤森哲也五段 (携帯中継)
5月19・20日(土・日曜日)
名人戦第4局 佐藤天彦名人VS羽生善治竜王 (ニコニコ生放送・AbemaTV・名人戦棋譜速報・携帯中継)
3期連続を目指す佐藤名人と、10期目となる復位を目指す羽生竜王との七番勝負第4局。ここまで羽生竜王が2勝1敗とし、この対局に勝利すれば、前人未踏のタイトル通算100期にも王手をかけることになる。2人の対戦成績は佐藤名人の9勝8敗。持ち時間は各9時間。
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