財務省は先週9日、福田淳一・前事務次官のセクハラ問題を受け「セクハラ防止研修会」なるものを開いた。講師として招かれた「セクハラ防止研修会」の菅谷貴子弁護士は「"本当に訴えたいなら証拠を持ってきなさい"というスタンス、おごりがあったのではないかと感じている。世間とのズレを認識していただきたい」と職員たちに語りかけた。
 11日には麻生財務大臣の発言も議論を巻き起こした。国会での「(福田事務次官は)はめられたという可能性も否定できない」「セクハラ罪という罪はない」との発言について野党議員から撤回を求められ、「ご指摘があったとおりとするならば撤回させていただく」と撤回に追い込まれた。