今シーズン16年目のベテラン・坂口智隆外野手が好調だ。

 ここまで34試合に出場して打率.353は、1位の巨人・坂本(.361)、2位の中日・アルモンテ(.360)に次ぐリーグ3位。その坂口について西武で14年、ヤクルトで5年、計19年の選手生活を送った野球解説者の鈴木健氏は「オリックス時代にも3割をマークするなど“当てる技術”に長けた選手」と評する一方、好調を維持する本当の理由は別のところにあると指摘した。

 「オリックスから移籍したことで出場機会を得た坂口選手は今、生き生きと積極的にプレーしています。出番に恵まれなかった経験のある私だから分かるのですが、出場機会を得ることは、選手にとって“何よりの良薬”なんです。1本のヒット、1本のホームランで給料、人生が変わるわけですから。一度(スタメンという)良い思いをした選手というのは、『1軍で結果を残し続けたい』という強い気持ちで練習に励みます。実際に坂口選手はポジションを問わず、出場機会にとてもハングリー。その気持ちがプレーや結果に表れています」と坂口好調の要因を語った鈴木氏は続いて、若手の現状、チームの苦境についても言及した。

 「今のヤクルトには、若手の成長、台頭が感じられません。控え慣れ、2軍慣れをしてしまっている選手が多いように映ってしまいます。坂口選手のような強い気持ちを持った若手が、2人、3人とチーム内で競争を繰り広げなければ、現在の定位置からの脱出は難しいでしょう。そういった選手の集まりが、強いチームを作るわけですから」と自身の考えを述べ、若手の奮起を促した。

 最後に鈴木氏は、最下位に沈むチーム浮上のきっかけに今シーズンからヘッドコーチとして加入した宮本慎也氏を挙げた。「昨シーズン初めてといえるスランプに苦しんだ山田哲人の復調。その陰には宮本コーチの存在があると思っています。宮本イズムの浸透にはまだ時間を要しますが、必ずやチーム浮上の原動力になるはずです」

(C)AbemaTV

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