<大相撲夏場所>◇四日目◇5月16日◇両国国技館
 39歳6カ月で、昭和以降の「最高齢・再入幕」を果たすもまだ初日が出ていない前頭十六枚目の安美錦(伊勢ヶ浜)が、前頭十五枚目の栃煌山(春日野)との一番に臨んだ。
 立ち合い張った安美錦だったが、栃煌山は動じることなく、一直線に押し倒し。安美錦はその勢いを食い止めることができず、ひっくり返るように土俵を割って4連敗を喫した。
 AbemaTVで解説を務めていた元前頭・大碇の甲山親方は、「安美錦は栃煌山が張り出しに弱いことを良く知っていましたが、栃煌山はそれを承知の上で“頭を下げず”に当たっていきましたね」と、ベテラン・安美錦の知識がアダになってしまったことを指摘した。