<大相撲夏場所>◇五日目◇5月17日◇両国国技館
 万全の取組で全勝を維持する関脇・栃ノ心(春日野)が、前頭筆頭の魁聖(友綱)を圧倒。寄り切りで無傷の5連勝を飾った。
 立ち合いから一度はまわしに手の届いた魁聖だったが、最初からまわしを取りに行くのではなく、頭を付けて魁聖を受け止めた栃ノ心に動きを封じられると、為す術無く寄り切られた。
 AbemaTVで解説を務めていた元小結・豊真将の立田川親方は取組前「お互い小細工をしない力士だが、魁聖は慌てさせることが大事」と話していた。しかしあまりに圧倒的な結末に「栃ノ心は今、心身が最高の状態にある」と称賛しきりだった。