元小結・豊真将の立田川親方が、10年前の入幕時を振り返り「12勝して、三賞を二つ取ったのに、懸賞がわずか2本だった」と激白した。
17日に行われた大相撲夏場所五日目。AbemaTVの解説を務めていた立田川親方は、前頭十七枚目・錦木(伊勢ノ海)と前頭十三枚目・碧山(春日野)の取組の際に、おもむろに口を開いた。さらに「今の力士は羨ましいですね」と本音をのぞかせると、一転して発言の真意の説明を始めた。
「裏を返せば、懸賞の数というのは、相撲人気に比例します。今の力士は、満員御礼のお客様の中で相撲が取れて羨ましい。励みになりますよね。燃えてくるものもあります。だからこそ、その声援に応えられるような素晴らしい相撲を取って欲しいと願います」と語った。