<大相撲夏場所>◇十日目◇5月22日◇両国国技館
幕内最年長39歳の前頭十六枚目・安美錦(伊勢ヶ濱)が、前頭十二枚目・朝乃山(高砂)を土俵際、逆転の肩透かしで2勝目を挙げた。
前日、8敗目を喫し負け越しが決まった安美錦だが、立ち合いから朝乃山の圧力で押し込まれたものの、足の裏に目がついているかのように、左足裏を俵の上に乗せ、右足裏で徳俵をつかまえると、前のめりになった朝乃山にタイミングよく肩透かしを決めた。行司の軍配は朝乃山に上がったが、協議の結果、軍配差し違えとなり、まさに行司泣かせのベテランらしい白星となった。
AbemaTVで解説を務めた元関脇・朝赤龍の錦島親方は「立ち合いから朝乃山も落ちないようによく見てやっていたのだけれど、途中から慌てすぎたのかな。(安美錦は)何でもやってくるからね」と曲者ぶりを称えていた。
AbemaTVでは、大相撲夏場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
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