昨夜開かれた、日大アメフト部の内田正人前監督と井上奨コーチの会見は、司会者が記者の質問を度々制止、激しい応酬も繰り広げられる中、2時間に及ぶ長丁場となった。
  会見を受け、元アメフト選手の秦英之氏は「どう処理したらいいのか、というのが正直な気持ちだ。"もしかしたら、責任を感じて欲しいという方が間違っているのか?"と思わせる記者だった」と嘆息する。
 「確かに昨年、日大が27年ぶりに日本一になったという実績はある。ただ、"勝利至上主義"になるあまり、勝つためにはなんでもやるという空想、いわば"内田ワールド"が頭の中にできあがっていて、現実世界と完全に違う方向にいっていると確信した。それは決して日大フェニックスや、アメフトの伝統を作ってきた方々を代表はしていないし、そういう独特の価値観が会見の端々に出ていたことが、会見のモヤモヤをもたらしていたのではないか」。