鶴竜1敗キープ　初の連覇へ栃ノ心をぴったり追走　張り手も繰り出す必死の相撲

＜大相撲夏場所＞◇十二日目◇5月24日◇両国国技館
　横綱・鶴竜（井筒）が、前頭五枚目・勢（伊勢ノ海）を押し出しで下し、全勝の栃ノ心を追い、ただ1人の1敗を死守した。
　立ち合いから低く頭でぶつかると、一瞬引きでピンチを招いたが、その後は珍しく張り手まで繰り出す激しい相撲に。横綱としての意地を見せ、粘る勢を力強く押し出した。
　AbemaTVで解説を務めた元前頭・玉飛鳥の熊ヶ谷親方は「鶴竜にしては珍しく張っていきましたね。ああいう相撲はすごくいいと思います」と、攻撃的な姿勢を評価していた。