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大相撲夏場所>◇十四日目◇5月26日◇両国国技館

 十三日目に全勝の栃ノ心(春日野)を引き落としで破った前頭四枚目の正代(時津風)が、元大道の音羽山親方曰く「将来の大関候補」対決となった十四日目、小結・御嶽海(出羽海)をすくい投げで下して9勝目を挙げた。

 立ち合い、御嶽海に激しく当たった正代は一瞬の隙を逃さなかった御嶽海に右の上手を取られてしまう。その後、正代が左を差し返すと両者はもつれ合いながら土俵際へ。最後は投げの打ち合いになったが、正代の腕力(かいなぢから)が勝り、すくい投げで御嶽海を土俵下に投げ飛ばした。

 AbemaTVで解説を務めていた元大道の音羽山親方は、この一番を「将来の大関候補対決」と位置付けたうえで、「上手を取ったのは御嶽海でしたが、すくい投げが強烈な正代としては十分な形でした。投げの打ち合いになりましたが、正代の腕力で御嶽海の上手が切れてしまいましたね」と解説した。

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 なお土俵下に転落した御嶽海がしばらく動けず、土俵に上がった際も右足を引きずっていた様子を見ると「土俵は見た目以上に高くて、硬いんですよ」と続けた。

 この一番にAbemaTVの視聴者からは「正代覚醒」と正代の強さを称賛する声が上がる一方、「御嶽海ボロボロ」など、6敗目を喫した小結を慮るコメントも寄せられた。

 AbemaTVでは、大相撲夏場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。

(C)AbemaTV

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