<大相撲夏場所>◇十四日目◇5月26日◇両国国技館
 前頭二枚目の阿炎(錣山)が、前頭三枚目・豊山(時津風)に寄り切りで勝って7勝目。千秋楽での前頭八枚目・嘉風(尾車)との一番に、勝ち越しの望みをつないだ。立ち合いの変化で右に跳んだ阿炎は、回り込んで右上手を取ると一気の寄り切りで勝負を決めた。
 AbemaTVで解説を務めていた元大道の音羽山親方は「これは阿炎の持ち味であり、スタイルのうちの一つ。豊山も頭に入れておかなければいけない」と話し、変化についていけず、簡単に寄り切られた豊山に苦言を呈した。