<大相撲夏場所>◇千秋楽◇5月27日◇両国国技館
 前頭十一枚目・千代の国(九重)が前頭八枚目・輝(高田川)を突き落としで下し、自己最多の12勝を挙げ、初の敢闘賞に花を添えた。
 取組前の三賞選考委員会で初の敢闘賞が決定していたが、この日も好調ぶりを示すような鋭い立ち合いを見せると、下から攻め上げ輝の上体を起こしたところで、体勢を戻そうとする力を利用し、うまく突き落とした。AbemaTVで解説を務めた元関脇・北勝力の谷川親方は「立ち合いから圧倒している。だから引きがききます。1回、相手の体を上に伸ばしているからですね」と分析していた。