大相撲夏場所>◇千秋楽◇5月27日◇両国国技館

 横綱・鶴竜(井筒)が横綱・白鵬(宮城野)を寄り切りで下し、14勝1敗で先場所に続き自身初の2場所連続、通算5度目の優勝を果たした。表彰式でのインタビューでは、連覇について「横綱に上がってから、ずっと目標にしてきたので、よかったです」とホッとした笑顔で話した。インタビューは以下のとおり。

―おめでとうございます。

 ありがとうございます。

―初めての連覇、いかがですか。

 本当に横綱に上がってから、ずっと目標にしてきたので、よかったです。

―去年の苦しい1年を乗り越えて先場所優勝。今場所の連覇に向けて、気持ちの部分を非常に場所前から口にしていましたが、改めて15日間を振り返っていかがですか。

 やっぱり去年の1年間は、本当につらい時期で、その中でたくさんの人の応援や僕に対しての信頼、期待を持ってくれた、そういう人たちを絶対また喜ばせてやるという、そういう強い気持ちを持ってやってきたので、それがいい形として出たんだと思います。

―これまでの優勝の後との場所とは、初日から気持ちがずいぶん違いましたか。

 そこも1つ、自分の成長したところを見せられるようにと、強い気持ちを持っていたんでよかったです。

―優勝争いは序盤に星を1つ落とす形になって追いかける展開になりました。気持ちの部分での変化は、15日間いかがだったでしょうか。

 優勝争いするのは初めてじゃないし、いつもどおりに自分の相撲だけに集中していこうという、そこが変わらなかったのがよかったです。

―終盤でトップに立っても、そこは変わらなかったですか。

 気持ちがぶれちゃってつらい思いをした経験もありますので、そういう経験もいきたと思います。

―そうして心のコントロールができるようになったのは、どうしてですか。

 そういう風に生まれ変わる、進化したい、土俵に戻ってきたいと。まだ鶴竜はこういう相撲を取るんだぞというのを見せたいという、そういう気持ちでずっとやってきたのがよかったと思います。

―国技館で優勝は3年前の秋場所以来ということになりました。この景色はどうですか。

 いや、これ以上の最高なことはないと思います。

―連覇を果たして次の場所に向かっていくことになります。まだ名古屋では優勝経験はありません。次の場所に向けてはどうですか。

 また名古屋場所に向けて、新たなチャレンジ、挑戦、自分の目標を立てて精いっぱい努力してまいりたいと思います。15日間、本当にありがとうございました。

(C)AbemaTV

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