将棋の第76期名人戦第5局が5月30日、名古屋市の「亀岳林 万松寺」で再開した。第4局を終えて佐藤天彦名人(30)、羽生善治竜王ともに2勝を挙げており、この対局を勝利した方が、名人位に王手をかける。
 ここまで第1、3局を羽生竜王、第2、4局を佐藤名人と、すべて先手番が勝利している。第5局は羽生竜王の先手番で始まった。佐藤名人が防衛すれば3期連続、羽生竜王が奪取すれば名人位10期目となるほか、タイトル通算100期という偉業を達成することになる。2人の通算対戦成績は佐藤名人の10勝8敗。持ち時間は9時間。AbemaTVでは、この対局を終了まで生放送する。