
5月31日に行われたセ・パ交流戦、横浜DeNA対楽天の2回戦は東と岸、両先発の投げ合いの末、9回ツーアウトから筒香の同点ホームランが飛び出して延長戦に突入。主砲が放った起死回生の一発を勝利につなげるべく、延長10回、二死二塁のチャンスで打席に立ったのは今日1軍に昇格したばかりの山下幸輝内野手(25)だった。楽天の松井が投じたスライダーを上手くすくい上げると、打球はライトの頭を超えるサヨナラタイムリー。今季初打席での劇的すぎる一打に、お立ち台でも涙が止まらない山下は「もう喋れないです」と言葉にならない喜びを表現した。ヒーローインタビューの全文は以下の通り。
―まさにヒーロー! チームは今シーズン初のサヨナラ勝ち、山下幸輝選手です! おめでとうございます!
ありがとうございます。
―ファームで長く頑張ってきたと聞きました。今日上がってきてあの一打、振り返ってください。どうでした?
今までチームに迷惑かけてきたんで、打ててよかったです。
―打席ではどんな気持ちだったんですか?
絶対打ってやろうって気持ちでした。
―延長戦で桑原選手が出て、抜ければ決まるというところ。
(号泣しながら)もう喋れないです。
―なかなかプロ野球の試合で、お立ち台で涙が止まらないということもないと思いますけど、今どんなことが頭の中を巡っているんですか?
去年はすごく辛くて、今年はやるぞって気持ちでやってきたので、打ててよかったです。
―ファームでもたびたびヒーローになったと聞いていましたけども。
1軍で絶対にヒーローになるって気持ちでやってきたので、よかったです。
―今年は遅ればせながらチャンスが来ましたね。
生かせてよかったです。
―あらためて打球が飛んだときの気持ちというのは?
もう、なにも考えられなかったです。
―さあ、これで交流戦は2連勝のスタートです。ベンチのムードはどうですか?
最高です!
―山下さんの一撃で貯金も2です!
(大歓声)ありがとうございます!
―明日からカードが変わって福岡です。山下さん自身の抱負をお願いいたします。
またチームを勝たせられるようにがんばります。よろしくお願いします!
―今日はいっぱい泣いてください。また期待しています!
ありがとうございます!
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