5月31日に行われた対楽天2回戦、「5番・ファースト」で先発出場を果たしたソトは、好投手・岸の前に4打数4三振と珍しく沈黙した。しかしこの日、「データ徹底分析スペシャル」と題して放送されたAbemaTVにおいてソトに関する興味深いデータが示されると、「ソトは外に強い」と半ば言葉遊びのように広まった噂が確かであることが実証された。

 今シーズン横浜DeNAに彗星のごとく現れた助っ人外国人のソトは、5月6日の対巨人8回戦に「2番・ライト」で抜擢されると、すぐさま結果を残してレギュラーに定着。これまで18試合に出場し、打率.354、本塁打4本、打点10と安定した成績を残している。

 5月11日の対ヤクルト6回戦では、6回にライトスタンド中段に豪快な本塁打を放つと三塁ベース手前で派手に転倒。すっかり“いじられキャラ”が定着するも、シュアなバッティングは本物といえる。

 放送中に「コース別打率」として示されたデータを見ると、内角の打率.368、真ん中.476なのに対して、気になる外角の打率は.314。見事「3割越え」であることが明らかになった。この日の試合前に取材に応じた野球解説者の野村弘樹氏はソトに関して、「どの球種、どのコースに対してもすべて同じ打ち方ができ、崩れない。自分のスイングの軌道にボールをのせることが上手いので、どのポイントでもしっかり振れる。投手から見たら厄介な打者です」と語っている。

 交流戦の開幕前に「今年は5割以上いけると思う」と自信を覗かせたラミレス監督。ペナントレース後半の行方を左右する交流戦は残り16試合となった。指揮官の思いを体現するためには、ソトの広角打法が欠かせない武器になる。

(C)AbemaTV


▶6月5日(火)17時50分~ 【プロ野球】横浜DeNAベイスターズvs埼玉西武ライオンズ

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